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大学院課程ディプロマ?ポリシー

2023年7月19日更新


お茶の水女子大学では、卒業認定?学位授与の方針(ディプロマ?ポリシー)、教育課程編成?実施の方針(カリキュラム?ポリシー)及び入学者受入れの方針(アドミッション?ポリシー)を新たに改訂しました。
学部では、各学部で学修目標(身につけるべき力)である「教養知〈DPA〉、専門知〈DPB〉、実践知〈DPC〉、グローバル?リーダーシップ〈DPD〉」を、大学院では、専攻ごとに学位授与の方針である「教養知〈DPA〉、専門知〈DPB〉、実践知〈DPC〉」を、カリキュラム?ポリシーに明記し、ディプロマ?ポリシー〈DP〉との一体性?整合性をはかりました。

2023.7.19改訂   

I 大学院の学位の方針

【博士前期課程】

  1. 博士前期課程にあっては、所定の年限在学して、人間文化創成科学研究科が教育の理念と目的に沿って設定した授業科目を履修し、基準となる単位数を修得することが、学位授与の要件である。さらに、修士論文の審査又は特定の課題についての研究の成果の審査及び最終試験に合格することが必須である。
  2. 博士前期課程にあっては、幅広い視野に立った学識を備え(DPA)、専門分野における研究能力または高度な専門性を必要とする職業を担うために必要な能力を身につけていること(DPB)が、課程修了の基準となる。

【博士後期課程】

  1. 博士後期課程にあっては、所定の年限在学して基準となる単位数を修得し、人間文化創成科学研究科の教育理念と目的に沿った研究指導を受け、標準修業年限内に博士論文の審査及び最終試験に合格することが、課程修了の要件である。
  2. 博士後期課程にあっては、高度な専門研究や学際的総合研究のために必要な能力を身につけ(DPA)、研究者として自立して研究活動を行い、あるいは高度な専門的業務に従事するために必要な能力と学識を身につけていること(DPB)が、課程修了の基準となる。

【前期課程?後期課程共通】

3. 高度な専門性を必要とする職業を担い、グローバルな視野から社会実践や社会貢献ができる、領域横断的?総合的な能力を育成する。(DPC)

II 博士前期課程の学位授与の方針

比較社会文化学専攻の学位授与の方針

1.言語、思想、歴史、芸術 を軸とする人文諸科学に関する高度な専門性を構築し、幅広い教養に基づいた学際的で豊かな研究能力を備えた人材を養成する。このため、言語文化分野の4コース(日本語日本文学、アジア言語文化学、英語圏?仏語圏言語文化学、日本語教育)と人文学分野 の5コース(思想文化学、歴史文化学、生活文化学、舞踊?表現行動学、音楽表現学)を設置する。
2.社会と文化に関する専門研究を真に高いレベルで構築することを目指すため、横断領域的な研究視野を得るために必要な幅広い教養を具え、個々の分野における専門研究を展開する基礎となる充分な知識を習得する。(DPA)高度な専門性を必要とする職業を担うための優れた能力を身につける。(DPB)
3.高度な専門性を必要とする職業を担い、グローバルな視野から社会実践や社会貢献ができる、領域横断的?総合的な能力を育成する。(DPC)
4.所定の単位を取得し、修士論文の審査および最終試験に合格することが課程修了の要件となる。本専攻では、修士(人文科学、社会科学、生活科学、学術)の学位を授与する。

(1) 日本語日本文学コース

上代から現代に至るいずれかの時代の日本文学、または日本語の歴史と体系について、学士課程で得られた知識を踏まえ、より本格的な研究方法を身につけていることが修了の要件である。

(2) アジア言語文化学コース

古代から現代の中国文化および中国語の体系について、高い知識と方法論を習得し、専門分野における研究実践能力を獲得することが、修了の要件となる。

(3) 英語圏?仏語圏言語文化学コース

英語圏?仏語圏言語文化コース専門分野における専門知識と研究方法論を習得し、学術的な思想を正確に理解し発信できる研究能力を身につけ、さらに修士論文を提出して審査および最終試験に合格することを修了の要件とする。

(4) 日本語教育コース

日本語教育を中心に関連諸分野における学術研究のための確かな基礎、国際的に通用する問題発見?解決能力、情報処理能力、コミュニケーション能力が着実に習得されていること、さらに修士論文を提出して審査および最終試験に合格することが修了の要件となる。

(5) 思想文化学コース

哲学、倫理学を研究するのに必要な基礎知識と専門知識を体系的に習得した上で、人間の文化に対する深い洞察力を身につけていることが修了の要件である。

(6) 歴史文化学コース

今後更に学問を志すにせよ、社会に出てその知識を活かすにせよ、その基礎となる歴史学や美術史学の高い専門知識と方法論、加えて幅広く豊かな学識を体得していることが修了の要件である。

(7) 生活文化学コース

生活と文化に関する幅広く深い学識を備え、専門分野における研究能力と、高度な専門性を必要とする職業を担うための能力を習得していること、さらに真に豊かな生活への理解と実現に貢献できる能力を身につけていることが修了の要件となる。

(8) 舞踊?表現行動学コース

舞踊やスポーツなどの表現行動を理論的に分析するための高度な専門的能力と、幅広い教養と表現行動の実践に基づいた学際的で豊かな研究能力が着実に習得されていることが修了の要件となる。

(9) 音楽表現学コース

問題提起力?分析力?概念化能力?言語駆使能力や実技分野における技量など、高度な専門家としてのスキルを身につけ、そしてそれらを個々人として総合的にコーディネートして発信する能力が習得されていることが修了の要件となる。

人間発達科学専攻の学位授与の方針

1.経験科学的方法論の基礎を習得するとともに、社会的?心理的諸問題の解決を目指した実践的課題意識に基づいて、社会−人間−発達を総合的?有機的に結びつける理論を身につける人材を育成する。このため、教育科学コース、心理学コース、発達臨床心理学コース、応用社会学コース、保育?児童学コースの5つのコースを設置する。 
2.人間発達に関する専門研究を真に高いレベルで構築することを目指すため、横断領域的な研究視野を得るために必要な幅広い教養を具え、個々の分野における専門研究を展開する基礎となる充分な知識を習得する。(DPA)高度な専門性を必要とする職業を担うための優れた能力を身につける。(DPB) 
3.高度な専門性を必要とする職業を担い、グローバルな視野から社会実践や社会貢献ができる、領域横断的?総合的な能力を育成する。(DPC) 
4.所定の単位を修得し、修士論文の審査および最終試験に合格することが課程修了の要件となる。本専攻では、修士(人文科学、社会科学、生活科学、学術)の学位を授与する。
 

(1) 教育科学コース

教育科学の専門諸領域の知見と方法によって、人間と教育のあり方についての豊かで創造的な思考力と研究能力、および高度な専門性を必要とする職業を担うことのできる優れた能力を身につけているかどうかが、課程修了の基準となる。

(2) 心理学コース

心理学における実証的な研究能力とともに、人間の心の原理や問題を多次元的、総合的に分析できる能力を身につけ、心理学の高度な専門性を要する職業を担いうることが課程修了の基準となる。

(3) 発達臨床心理学コース

発達臨床心理学の基礎的な研究能力と臨床心理学の諸分野に応じた研究能力を有すること、ならびに高度な専門性をもった職業に対応できる能力と倫理意識を身につけることが課程修了の基準となる。

(4) 応用社会学コース

幅広い視野に立った学識を備え、社会学の基礎的な研究能力、ならびに社会の諸問題(家族?地域、コミュニケーション、福祉、ジェンダーや格差など)を解明し得る能力を有することが、課程修了の基準となる。

(5) 保育?児童学コース

保育?児童学に関して幅広い視野に立った学識を備え、保育?児童学における研究能力、高度な専門性を要する職業を担いうる能力を身につけていることが課程修了の基準となる。

ジェンダー社会科学専攻の学位授与の方針

1.(養成する人材像)社会科学等とジェンダー視点を結びつけた研究に関する高度な専門性を構築し、生活?家族?社会?地域?都市?国家?環境等をめぐる現代的?具体的な諸課題に向き合うために、既存の個別領域のアプローチを尊重しつつ、ジェンダー視点と切り結んだ学際的アプローチに依拠することにより、21世紀社会を展望する新領域の発展に資する人材を養成する。
2.(総合的な教養DPA, 高度な専門性DPB)地理学?人類学?地域研究?開発学?国際関係論?社会学?経済学?政治学?法学などの諸分野を横断する視点を得るために必要な幅広い教養と、研究テーマを多元的?複眼的?学際的に考察するための基礎となる知識を習得する。(DPA)   それを基盤に、高度な専門研究の実践するための、または専門的職業を担うための優れた能力を身につける。(DPB)
3.高度な専門性を必要とする職業を担い、グローバルな視野から社会実践や社会貢献ができる、領域横断的?総合的な能力を育成する。(DPC)
4.所定の単位を習得し、修士論文の審査および最終試験に合格することが課程修了の要件となる。本専攻では、修士(人文科学、社会科学、生活科学、学術)の学位を授与する。

ライフサイエンス専攻の学位授与の方針

1.所定の在学期間内に、人間文化創成科学研究科が教育の理念と目的に沿って設定した授業科目を履修し、基準となる単位数を修得することが、学位授与の要件となる。
2.幅広い視野に立った学識を備え(DPA)、専門分野における研究能力または高度な専門性を必要とする職業を担うために必要な能力を身につけていること(DPB)が、課程修了の基準となる。
3.グローバルな視野から社会実践や社会貢献ができる、領域横断的?総合的な能力を身につけていること(DPC) 。

(1) 生命科学コース

学士課程で身につけた基礎的生命科学を発展させ、生命科学分野での専門的知識を身につけることのみならず、関連する分野への展開力を身につける。当該分野の博士前期課程としてふさわしい専門分野における研究成果を複数の指導教員による指導の下で修士論文としてまとめ、修士論文発表会での審査に合格した者に修士の学位取得を認める。

(2) 食品栄養科学コース

食品栄養科学分野に関し、幅広い視野に立った学識を備え、専門分野における研究能力または高度な専門性を必要とする職業を担うために必要な能力を身につけている。
カリキュラム?ポリシーに沿って設定された授業科目について所定の単位を修得し、かつ修士論文の審査及び最終試験に合格した者に修士の学位取得を認める。

(3) 遺伝カウンセリングコース

遺伝カウンセリングの専門家として要求される遺伝カウンセリング学の基礎と実践技術および態度を習得し、同時に遺伝カウンセリングにおける教育?研究者として必要な能力を身につけることを目標としている(DPA)。これらの資質および能力を統合し、遺伝カウンセリングの基礎的実践能力を得た者が(DPB)、遺伝カウンセリング学もしくは臨床遺伝学の領域における論文を執筆し、試験に合格すること(DPC)で修士(学術)の学位を授与する。

理学専攻の学位授与の方針

1.自然科学の諸分野における高度な専門知識と研究手法を身につけた人材を養成する。このため、数学、物理科学、化学?生物化学、情報科学の4コースを設置する。
2.当該諸分野での専門研究を高いレベルで実施するために必要な基礎および発展的知識を習得し、学際的な研究視野を得るために必要な幅広い教養を身につける。(DPA) 高度な専門研究を実践するための、または専門的職業を担うための優れた能力を身につける。(DPB)
3.高度な専門性を必要とする職業を担い、グローバルな視野から社会実践や社会貢献ができる、領域横断的?総合的な能力を育成する。(DPC)
4.所定の単位を修得し、修士論文の審査および最終試験に合格することが課程修了の要件となる。本専攻では、修士(理学、学術)の学位を授与する。

(1) 数学コース

数学的素養を確立し、論理的問題解決力と問題を研究し本質を見極め整理する能力を身につけ、専門分野における研究成果として得られた知識を学術的に集大成し論文の形にまとめて提出し、審査に合格したものに修士の学位取得を認める。

(2) 物理科学コース

学士課程で身につけた基礎的な物理科学的方法論を発展させ、最先端の専門的知識を身につけることに加えて、物理科学的な手法を用いて行った研究結果を適切に考察することによりまとめた修士論文を提出し、審査に合格した者に修士の学位取得を認める。

(3) 化学?生物化学コース

学士課程での基礎的科学体系の習得に基づき、化学?生物化学分野における研究に従事するための専門的知識、研究手法を身につけることのみならず、関連する分野への展開力を身につける。 当該分野の博士前期課程としてふさわしい学術的素養を習得し、専門分野における研究成果を学術的に集大成した論文の形にまとめて提出し、審査に合格した者に修士の学位取得を認める。

(4) 情報科学コース

学士課程での基礎的科学体系の習得に基づき、情報科学分野における自立した研究者あるいは高度職業人としての能力を身につける。自然科学分野の適切な方法を用い、的確な考察が提示されており、かつ情報科学の研究分野における研究の位置づけが示され、内容に十分な独自性が認められる研究成果をまとめた修士論文を提出し、修士論文発表会においてその内容を発表し、教員による審査および最終試験に合格した者に修士の学位取得を認める。

生活工学共同専攻の学位授与の方針

生活工学の意義を理解し、各研究分野で求められる理工系学力、専門知識、ならびに研究能力を身につけていることが課程修了に必要である。(DPA,DPB)本共同専攻博士前期課程に所定の年限以上在学し、共同専攻によって規定された履修要件のもと所定単位を修得し、かつ、複数教員による必要な研究指導を受けた上で、修士論文の研究成果の審査及び最終試験に合格することが学位授与の要件である。(DPA,DPB,DPC)なお、本専攻では、修士(生活工学)、修士(工学)、修士(学術)のいずれかの学位が取得できる 。

III 博士後期課程の学位授与の方針

比較社会文化学専攻の学位授与の方針

1.人間?社会?文化のありように対応した人間理解?社会把握?文化構造の再考と、それに伴う領域横断的な視野を備え、多文化の相互理解に立脚した学際的?国際的な研究を推進する高度な研究者、専門職業人を養成する。このため、前期課程の9コースを再編成した4領域(国際日本学、言語文化論、比較社会論、表象芸術論)を設置する。
2.研究者として自立して活動しあるいは高度な専門業務に従事するために必要な能力や知識を身につけるとともに(DPA,DPB)、領域横断的な視野と高い倫理性と強固な責任感をもって(DPC)、自らの研究を遂行する能力を身につけることが求められる。
3.所定の単位を修得し、本専攻の教育理念と目的に沿った研究指導を受け、研究成果を審査のある学会等 で口頭発表するほか、査読付きの論文を専攻で定めた基準以上発表し、在学期間年限内に博士論文の審査および最終試験に 合格することが、課程修了の要件である。本専攻では、博士(人文科学、社会科学、生活科学、学術)の学位を授与する。

(1) 国際日本学領域

国際的視野のもとに日本研究を進め、高度な専門性と豊かな学際的総合性をそなえた日本学を発信するに必要な、能力と学識を身につける。

(2) 言語文化論領域

人文?言語科学系の学問を中心とした学術研究のための確かな基礎、国際的に通用する問題発見?解決能力、情報処理能力、コミュニケーション能力を着実に身につける。

(3) 比較社会論領域

いずれかの分野を軸とした高度な専門性と、豊かな学際的総合性をそなえた比較横断的な研究を発信するに必要な能力と学識を身につける。

(4) 表象芸術論領域

専門的かつ横断的に文化表象?表現に関する研究を進め、表象芸術論を人間理解?国際協力の媒介として社会に提言するのに必要な能力と学識を身につける。

人間発達科学専攻の学位授与の方針

1.人間発達分野での社会的必要性の高い諸問題の解決を図る研究能力と、指導的な高度専門的職業人としての能力を身につけた女性研究者?人材を育成する。このため、教育科学領域、心理学領域、発達臨床心理学領域、社会学?社会政策領域、保育?児童学領域の5つの領域を設置する。
2.研究者として自立して活動しあるいは高度な専門業務に従事するために必要な能力や知識を身につけるとともに(DPA,DPB)、領域横断的な視野と高い倫理性と強固な責任感をもって(DPC)、自らの研究を遂行する能力を身につけることが求められる。
3.所定の単位を修得し、本専攻の教育理念と目的に沿った研究指導を受け、研究成果を審査のある学会等で口頭発表するほか、査読付きの論文を専攻で定めた基準以上発表し、在学期間年限内に博士論文の審査および最終試験に合格することが、課程修了の要件である。本専攻では、博士(人文科学、社会科学、生活科学、学術)の学位を授与する。

(1) 教育科学領域

ステージ制で定められた必要条件を満たすとともに、研究者として自立して活動し、あるいは高度な専門業務に従事するために必要な能力や知識を身につけているかどうかが、課程修了の目安となる。

(2) 心理学領域

ステージ制における必要条件を満たすとともに、心理学における高度な研究能力や、人間の心の原理や問題に関する優れた多次元的?総合的分析能力を身につけ、自立した研究者として独創的な研究を推進できることが課程修了の基準となる。

(3) 発達臨床心理学領域

所定の年限在学し、別に定めるステージ制における必要条件を満たすとともに、発達臨床心理学における様々な研究能力を身につけていることが課程修了の要件となる。博士論文については、当該分野の発展に寄与する新たな視点を提供するとともに、その臨床的適用と限界についても述べられ、また、研究倫理についても十分な配慮のなされていることが求められる。

(4) 社会学?社会政策領域

ステージ制における必要条件を満たすとともに、グローバルな視野に立った学識を備え、自立的?創造的な研究活動を通して公共政策上の課題を含む社会の諸問題を解明し得る専門的研究能力を身につけることが、課程修了の基準となる。

(5) 保育?児童学領域

ステージ制における必要条件を満たすとともに、保育?児童学における高度な専門的研究あるいは学際的総合研究の能力を身につけ、研究者として自立して研究活動を行い、高度な専門的業務に従事できる能力と学識を身につけていることが、課程修了の基準となる。

ジェンダー学際研究専攻の学位授与の方針

(1) ジェンダー論領域

1.人間と社会の諸事情に対して、ジェンダー視点に立脚して従来の学問分野に捉えられず学際的?国際的な研究を推進する高度な研究者、専門職業人を養成する。
2.研究者として自立して活動しあるいは高度な専門業務に従事するために必要な能力や知識を身につけるとともに(DPA,DPB)、領域横断的な視野と高い倫理性と強固な責任感をもって(DPC)、自らの研究を遂行する能力を身につけることが求められる。
3.所定の単位を修得し、本専攻の教育理念と目的に沿った研究指導を受け、研究成果を審査のある学会等で口頭発表するほか、査読付きの論文を専攻で定めた基準以上発表し、在学期間年限内に博士論文の審査および最終試験に合格することが、課程修了の要件である。本専攻では、博士(人文科学、社会科学、生活科学、学術)の学位を授与する。

ライフサイエンス専攻の学位授与の方針

1.所定の在学期間内に基準となる単位数を修得し、人間文化創成科学研究科の教育理念と目的に沿った研究指導を受け、標準修業年限内に博士論文の審査及び最終試験に合格することが、課程修了の要件である。
2.高度な専門研究や学際的総合研究のために必要な能力を身につけ(DPA)、研究者として自立して研究活動を行い、あるいは高度な専門的業務に従事するために必要な能力と学識を身につけていること(DPB)が、課程修了の基準となる。
3.グローバルな視野から社会実践や社会貢献ができる、領域横断的?総合的な能力を身につけていること(DPC) 。

(1) 生命科学領域

生命科学の専門分野における高度で体系的な知識と、自立した研究者として当該分野の発展に貢献しうる能力、または様々な領域に活用?応用しうる能力を身につけ、当該分野において自ら独創的な研究を行い、その成果を複数の指導教員による指導の下で博士論文としてまとめ、博士論文審査に合格すること。

(2) 食品栄養科学領域

  1. 食品栄養科学に関する高度な専門研究や学際的総合研究のために必要な能力を身につけ、研究者として自立して研究活動を行い、あるいは高度な専門的業務に従事するために必要な能力と学識を身につけている。
  2. 領域のカリキュラム?ポリシーに沿って設定された科目を履修し、所定の単位を修得している。また、複数の指導教員による指導の下で博士論文を作成し、博士論文の審査に合格する。

(3) 遺伝カウンセリング領域

遺伝カウンセリングにおける省察的実践者および指導者として要求される遺伝カウンセリング学の応用能力を習得し、同時に遺伝カウンセリングの教育?研究における指導者として必要な能力を身につけることを目標としている(DPA)。これらの遺伝カウンセリング領域の研究および教育における指導能力を得た者が(DPB)、遺伝カウンセリング学もしくは臨床遺伝学の領域における論文を執筆し、試験に合格すること(DPC)で博士(学術)の学位を授与する。

理学専攻の学位授与の方針

1.自然科学の諸分野における高度で体系的な知識と当該分野および学際分野の発展に貢献しうる能力を備えた自立した研究者?技術者?高度職業人を養成するため、数学、物理科学、化学?生物化学、情報科学の4領域を設置する。
2.研究者として自立して活動しあるいは高度な専門業務に従事 するために必要な能力や知識を身につけるとともに(DPA,DPB)、領域横断的な視野と高い倫理性と強固な責任感をもって(DPC)、自らの研究を遂行する能力を身につけることが求められる。
3.所定の単位を修得し、本専攻の教育理念と目的に沿った研究指導を受け、研究成果を学会や学術誌などで専攻の定めた基準以上発表し、在学期間年限内に博士論文の審査および最終試験に 合格することが、課程修了の要件である。本専攻では、博士(理学、学術、理学グローバルリーダー、工学グローバルリーダー、学術グローバルリーダー)の学位を授与する。 

(1) 数学領域

数学の専門分野における高度で体系的な知識と、自立した研究者として当該分野の発展に貢献しうる能力、または様々な領域に活用?応用しうる能力を身につけ、当該専門分野において自ら独創的な研究を行い、その成果を博士論文として提出し、審査に合格すること。

(2) 物理科学領域

物理学の各自の専門分野において、高度で体系的な知識と分野の発展に貢献しうる能力、または他の領域に活用?応用しうる能力を身につけ、自らオリジナルかつ専門性の高い研究を行ない、国際的な審査つき学術雑誌などに公表できる高いレベルの研究成果をまとめて博士論文として提出し、最終審査に合格すること。

(3) 化学?生物化学領域

専門分野における研究成果、あるいは、学際的分野の高度な研究成果を集大成して論文として提出し、審査に合格したものに博士の学位取得を認める。

(4) 情報科学領域

情報科学の専門分野における高度で体系的な知識と、自立した研究者として情報科学分野の発展に貢献しうる能力、または様々な領域に活用?応用しうる能力を身につけ、情報科学分野において自ら独創的な研究を行い、その成果を博士論文として提出し、審査に合格すること。

生活工学共同専攻の学位授与の方針

生活工学の意義を深く理解するとともに、各研究分野における十分な理工系学力、自立研究能力、指導的役割を担い得る能力を身につけていることが課程修了に必要である。(DPA,DPB) 本共同専攻博士後期課程に所定の年限以上在学し、所定の単位を修得し、かつ、複数教員による必要な研究指導を受けた上で、博士論文の研究成果の審査及び最終試験に合格することが学位授与の要件である。
後期課程修了者には、新分野である生活工学を、現代社会において広く発展させる志と能力を有することが求められる。すなわち、生活関連課題の解決には、工学技術に、生活に根ざした生活者の視点を融合させることが重要であることを深く理解するとともに、具体的問題に対しての課題設定能力、新規性に優れる解決方策の考案?実現、および、発表能力を有していることが求められる。(DPA,DPB,DPC)
学位種類に関しては、学生は、入学時及び各年次中間報告会の際、希望学位を提示するとともに、指導教員(主?副)はそれを研究内容とともに十分に検討し、相応しい科目履修を指導するとともに、適切な研究指導を実施する。さらに最終的に提出された博士論文の内容も考慮したうえで、以下の学位を授与する。

?博士(生活工学):人間とそれを取り巻く生活環境を深く検討した上で、現実的諸問題に対し生活工学的課題解決を提案?具現化し、それを工学並びに人間生活の観点から評価した研究。

?博士(工学):人間とそれを取り巻く生活環境を検討した上で、現実的諸問題に対し工学的課題解決方策を提案?設計?開発するとともに、その成果を技術的工学的観点から評価した研究。工学的観点から格段に高い新規性?有用性が求められる。

?博士(学術):人間とそれを取り巻く生活環境について、現実的諸問題に対し工学的課題解決を検討し、人間や生活に重点をおいて人間科学、社会学、歴史学などの観点から 総合的に評価した研究。

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?(※2023年7月19日以前)大学院課程ディプロマ?ポリシー

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